忍者ブログ
劇団Ya-taroの赤裸々ブログ



[546]  [545]  [544]  [543]  [542]  [541]  [540]  [539]  [538]  [537]  [536
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

夢から覚めると、こう呟いた。
「──大丈夫、わたしは、鈴木裕二。」
起きたばかりの鈍痛がこめかみを叩いていた。何かを確認するような機械的な声が、蒲団を転がってゆく。今日は久々の仕事休みで、朝が長い。けれど、いつもの癖で起きる東京の朝7時0分。外はわずかに雪の名残めいて冷気が窓にはりついていた。冷たい雨。しかしわたしは、まるで獣のように、がっ、と蒲団から這い出し、台所で顔をばしゃばしゃと洗う。嗽をする。水を飲む。それから暫く夢の反芻をしていると、白けた朝の光がなぜか疎ましく思えた。「しばらくしたら、稽古がやってくる」そのまま、まだ体温の残る蒲団で携帯電話を弄る。と、すぐに「王子が火事」と識った。稽古場は王子。王子の駅の側が火事。だからどーした。と思った。火事といえば放火魔で、放火魔といえば金閣。三島の「金閣寺」は計算されていて、退屈だけど、破壊衝動は判る。ちまちまとみみっちいのも、好き。でも、読者を信じられないのが裏目ってる。そんならわたしは、訳の分からん方が好いとーと。豊芦原の瑞穂の国のニッポン人よろしく、わたしも果してフツーの人だね。空白が
なければ、生きては行けぬ。あーあ、がっかり。溜息が雨の中に融けてゆく。まだ今日という日が始まったばかりなのに、ヒンズースクワットを一千回したときみたいに足が重い。やったことないけど。

だいたいそんなことを考えて、豚のステーキを食べたのが今日の朝の退屈な日常だ。

ところではじめまして、どこに出してもはづかしい役者、鈴木裕二です。ではさようなら、旅の人。



PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Adress
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2018/09 10
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
フリーエリア
最新コメント
[05/16 Backlinks]
[03/28 こまつざき]
[02/10 すずき]
[02/17 ぽ]
[02/07 にゃんたむ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
劇団Ya-taro
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ   [PR]